ラテン語のオンライン講師(日本語で指導)
日本語でラテン語を教えるオンライン講師
文法、訳読、古典の原典講読。日本語でラテン語をオンラインで教えられます。料金と時間はご自身で決められ、Clasora は手数料を一切受け取りません。
概要
- 役割
- ラテン語のオンライン講師(日本語で指導)
- 勤務地
- 完全オンライン、どこからでも可能です
- 働き方
- 個人で活動します。料金と時間はご自身で決められます。
- 掲載日
- 居住国
- 日本
ラテン語を日常的に話す人はもういませんが、この言語は今も身の回りのあちこちに残っています。解剖学の用語、法格言、動植物の学名、元素記号。鉄の Fe は ferrum から、金の Au は aurum から来ていますし、イチョウの学名は Ginkgo biloba です。日本との縁も意外に古く、1595 年には天草でラテン語・ポルトガル語・日本語の対訳辞書が印刷されています。ラテン語を学ぶ理由はさまざまです。ウェルギリウスやキケロを原文で読みたい人、医学や薬学、法学、神学、西洋史の勉強でラテン語に出会った人、英単語の成り立ちを知りたい人もいます。
日本語を母語とする学習者には、思いがけない強みがあります。日本語では「犬が人をかんだ」と「人を犬がかんだ」が同じ意味になります。語順ではなく、「が」や「を」といった助詞が役割を示しているからです。ラテン語も同じ仕組みで、Canis virum mordet と Virum canis mordet はどちらも「犬が人をかんだ」です。違うのは、助詞の代わりに語尾そのものが変わる点です。名詞には三つの性と単数・複数の区別もあり、形容詞もそれに合わせて形を変えます。日本語にはない仕組みなので、ここが最初の大きな山になります。
Clasora が日本語で教えるラテン語講師を探している理由
Clasora は、生徒がサイトを使っている言語で授業をする講師を、その生徒に表示します。日本語で Clasora を見ている生徒には、日本語で教える講師が表示されます。つまり日本語でラテン語を教えるなら、あなたを見つけるのはまさにその生徒たちです。
ラテン語では、説明に使う言語がほかの多くの科目以上に大切です。ラテン語は聞き流して身につく言語ではありません。文法を説明し、テキストを一文ずつ学習者の母語に訳していく必要があります。正確な訳と、日本語として読める訳は別物です。独立奪格の urbe capta は「町が攻め落とされたのち」とも「町の陥落後」とも訳せますし、主動詞を文末まで引き延ばすキケロの長い文は、いったん分解して日本語として組み立て直さなければなりません。日本語の文章力がある講師なら、「合っている訳」と「よい訳」の違いを生徒に示すことができます。
Clasora は講師を雇用しておらず、これは求人広告ではありません。講師は独立して活動し、料金も時間も自分で決め、教える量も自由に選べます。週に二晩だけ副収入として続ける人もいれば、本業の代わりになるほど多くの授業を受け持つ人もいます。
Clasora でのオンラインのラテン語指導の日常
この活動は完全にリモートです。授業はすべてオンラインで行い、住んでいる場所からそのまま教えられます。
生徒はあなたのカレンダーから直接予約します。生徒に見えるのは、空きとして設定した時間だけで、しかも生徒自身のタイムゾーンで表示されるため、時差を自分で計算する必要はありません。予約を何時間前まで受け付けるか、どれくらい先まで予約できるようにするかも、講師が決めます。
授業はブラウザ上で行われ、講師も生徒も何もインストールする必要がありません。ラテン語の授業は画面共有と相性がよい科目です。カエサルの数行を画面に出し、生徒と一緒に読み解いていきます。述語に下線を引き、主語を丸で囲み、従属節ごとに色を分け、三語も離れた名詞とそれに一致する形容詞を線で結ぶ。こうした作業が、画面の上でそのまま見せられます。詩であれば長音節と短音節に印をつけ、ヘクサメトロスのどこで区切りが入るかを示すこともできます。共有ドキュメントを開いておき、生徒が書いた訳に講師が一行ずつコメントを入れていくやり方もよく使われます。通話中のチャットは、長音記号つきの語形を送るのに便利です。mālum(りんご)と malum(悪)は、最初の母音の長さしか違いません。「おばさん」と「おばあさん」を聞き分けている日本語話者には、むしろなじみやすい区別です。背景ぼかしを使えば、部屋の様子を映さずに済みます。
授業と授業のあいだも、生徒ごとに個別のメッセージのやり取りがあります。生徒が自宅で訳した文章がここに届き、講師は添削して返せます。メッセージ、ファイル、共有したリンクは、それぞれ関係する授業のそばにまとまって残るので、数週間後でも、一緒に分解した一文をすぐに見つけられます。変化表や単語リスト、注釈をつけたテキストは個人用のファイルスペースに保存でき、Google ドライブから資料を取り込むこともできます。一週間の予定を Google カレンダーで管理しているなら、Clasora のカレンダーと同期できます。
生徒がよく助けを求める内容
名詞と形容詞の格変化:五つの変化、六つの格とそれぞれの働き、とくに奪格の多様な用法。
動詞の活用:四つの活用、動詞の基本形、受動態、そして loquor や sequor のように形は受動なのに意味は能動の形式所相動詞。
接続法:ut を使った目的文と結果文、cum 構文、間接疑問、時制の一致。
分詞と不定法の構文:独立奪格、対格不定法、動名詞と動形容詞。Carthago delenda est(カルタゴは滅ぼされねばならない)もその一例です。
構文分析と和訳:長い文をまず分解し、正確に訳し、最後に自然な日本語に整えること。
原典講読:学習用に書き直された文章から、カエサル、キケロ、リウィウス、ウェルギリウス、オウィディウスの原文へ。
韻律:ヘクサメトロスやエレゲイア詩形の韻律分析と、リズムに乗った朗読。
後期・中世のラテン語:ウルガタ訳聖書、アウグスティヌス、トマス・アクィナス、年代記、エラスムスのような人文主義者。
医学・薬学のラテン語:musculus biceps brachii のような解剖学用語や処方の用語と、語尾が変わる理由。
法学・神学のラテン語:ローマ法、pacta sunt servanda(合意は守られねばならない)のような法格言、教会の文書。
自然科学のラテン語:二名法による学名の読み方と成り立ち。
試験やテストの準備:時間を区切った訳読、語彙の復習、同じ間違いの洗い出し。
求めている講師像
ラテン語を確実に読めること。文中のどの語形についても、それが何で、なぜそこにあるのかを説明できる方。
日本語でわかりやすく説明でき、長い文を当て推量ではなく手順を踏んで分解する方法を教えられる方。
語尾の区別に根気強く付き合える方。複数の与格と奪格は形がまったく同じなので、何度も混同する生徒がいます。そんなとき、同じ表をもう一度見せるのではなく、別の角度から説明できる方。
すでにラテン語を教えている方、西洋古典学や西洋史、哲学、神学を学んだ方、これらを専攻中でラテン語に自信のある方、仕事でラテン語の史料や文献を読んでいる方など。
カメラとマイクのついたパソコンと、安定したインターネット接続をお持ちの方。
18 歳以上の方。
指導経験はあれば役立ちますが、必須ではありません。
講師として得られるもの
手数料なし。Clasora は、あなたが設定した料金から一切差し引きません。
登録も掲載も無料。月額料金も、サービスの掲載料もかかりません。
料金は自分で決める。授業の長さごとに料金を設定でき、初回の授業を無料にすることもできます。
時間も自分で決める。毎週の授業時間と休みの日、予約の締め切りまでに必要な時間、どれくらい先まで予約を受け付けるかを選べます。
自分専用の公開ページ。あなたのサービスは独立したページになり、検索エンジンにも表示され、訪問者はそれぞれ自分の言語で閲覧できます。写真、自己紹介動画、教える内容、話せる言語、授業の長さごとの料金が掲載されます。
意味のあるレビュー。生徒は、知識、わかりやすさ、熱意の三つの観点で講師を評価します。
確認された資格。学位や教員資格などをプロフィールに追加でき、モデレーターがその内容を確認します。
ブラウザで完結する授業。画面共有、背景ぼかし、通話中のチャットを備えたビデオ通話で、講師も生徒も何もインストールする必要がありません。
始め方
このページのボタンからアカウントを作成します。
ラテン語のサービスを公開します。
カレンダーを開き、空いている時間を設定します。
ここまで数分で終わります。講師になる際に利用規約に同意していただき、サービスは公開前にモデレーターが確認します。
講師からよくある質問
西洋古典学の学位は必要ですか?
必要ありません。ラテン語をしっかり身につけていて、日本語でわかりやすく説明できることが大切です。学位や教員資格をお持ちなら、プロフィールに追加してください。モデレーターが確認します。
発音は古典式と教会式のどちらを教えればよいですか?
ご自身が使っている発音で構いません。読解と翻訳だけが目的の生徒はあまりこだわりませんが、神学を学ぶ生徒や宗教音楽を歌う生徒には教会式が求められることがよくあります。日本語話者にとっては、lēx(法)と rēx(王)のような l と r の区別や、子音が続く箇所で母音を足さずに発音することが難関です。どちらの発音を教えるかは、サービスに書いておきましょう。
医学用のラテン語や法学用のラテン語だけを教えてもよいですか?
はい。サービスには教える内容を記載するので、ラテン語全般を扱うことも、解剖学用語やローマ法のように一つの分野に絞ることもできます。
報酬はどのように受け取りますか?
カード決済はまだ利用できません。現在は、カードなしで予約が確定し、支払いについては講師と生徒のあいだで直接取り決めていただきます。Clasora は手数料を一切受け取りません。
Clasora で教えはじめる
アカウントを作り、サービスをひとつ掲載し、カレンダーを開いてください。数分で終わり、費用はかかりません。